光も影もすべて飲みこみ輝くきみへ〜重岡大毅10000字インタビューに寄せて~

オタクの教科書Myojo9月号掲載10000字インタビューがジャニーズWEST重岡大毅くんの回でした。ほんの10分前くらいに読み終えたのですが、動揺を隠せないままパッションでこれを打っています。

以下、必要最低限にとどめますが、ネタバレ・引用がありますのでご注意ください。

 

 

 

10000字が重岡くんの番だと知ってから、わたしはずっとソワソワしていました。今回重岡くんはジャニーズWESTで6人目の登場。大トリの桐山くん以外の5人分のインタビューを読んだ限りでは、メンバーから「しげはようわからん!」と口を揃えて言われていた重岡くん。当然メンバーでも何でもないうえにドドドド新規のわたしは重岡くんのことがよくわかりませんでした。もちろん5人はとても真摯にインタビューに答えていて、適当にはぐらかしていたわけではない。ひとりふたりならまだしも、6人中5人がわからないと言っているということは、本当にわからないんだろうと思いました。この前フリの後で本人は何を語るのか。わたしには想像がつかず、早く読みたい、でも何が飛び出すかわからなすぎてちょっと怖い、という初デートで戦慄迷宮に入ることになったJKのような気持ちだったわけです。楽しみだけどおそろしい…

 

先に結論から話しておきます。重岡くんを”自担”にしたいと思いました。いや、させてほしい。させてくれ。

…さすがに結論すぎるので、もうちょっと紐解きます。すごかったです。アイドルの、というか芸能人の紙媒体のインタビューでこんなに横っ面をひっぱたかれるような感覚になったのは初めてだし、たぶん最後なんじゃないかと思います。自担である二宮くんの伝説の情熱大陸での言葉『同年代の男の子たちに馬鹿にされながらアイドルやってるのがすごく楽しい』と同じくらいの衝撃でした。偶然ですが当時の二宮くんはいまの重岡くんとほぼ同年代だったな…

あまり強い言葉を使うなよ。弱く見えるぞ。とは藍染隊長の有難いお言葉ですが、まあ実際そのとおりで、普段はいくら好きな顔のアイドルがそれらしいことを言っててもそんなに刺さらないタイプの捻くれた人間なんですけど、なぜかそうは思えなかったんですよね。重岡くんの思い描く理想が実現できるかどうかは別問題として、このひと本当にそれを信じてるんだなと思えたというか。別にこの場の雰囲気で言ってるわけじゃなくて、普段からこう考えていて、それをアウトプットしてくれているんだなと思えたというか。

説明するのが難しいんですけど、重岡くんが今回いろいろ話してくれたこと全てに完全同意するわけではなくて、ほ〜そうかそうか〜と思うこともあったけど(そりゃ同じ人間ではないので当然)でも重岡くんがそう考えてそう信じて走っているなら、わたしはその未来を見届けたいと思ったんですよね。重すぎてひきます?わたしはわたしにひいています…

 

ここからは特に気になった箇所の感想を。

 

 

 カッコつけてるのがカッコ悪いって思うようになったのは。

そっから、すべてが始まった気がします。

デビュー後の転機について。「ごめんね青春!」「溺れるナイフ」の2作が転機というのは、まあそうだろうなと思いましたが、ここ最近のよだか雑誌ラッシュで「わがままな演技をしている自覚はある」「自分の中にないものは出せない」などの発言を見ていて、演技っぽい演技をしないってことなのかなくらいに考えていたんですけど、そういう消極的な話ではなかった。重岡くんは攻めの姿勢で「自分を出す」ことにこだわっているようだと知りました。「自分」と「役」を溶かして混ぜてカメラの前に立つ。それが『素直にできたんで』ということなのかな。

 

ジャニーズWESTの熱い部分、ド真ん中の魂みたいなんは俺だろって思ってるんです。

ここ、たぶん読んだ人全員目を疑ったんじゃないかと想像してるんですけど、わたしは初見で二度見しましたよ。見間違いかと思いました。正直一瞬、自分で言う!?!?と思ったんですけど、重岡くんのこれまでの言動を見ていると、この発言への反応や影響力に全く無知とは思えず、ということは、それをわかっていていま言葉にする、しかも自分のファン以外も熟読するであろう媒体で、ということ自体に覚悟みたいなものを感じました。この前のセンターのくだりからビリビリきてましたけど、ここまで言えるのって純粋にすごいと思います。いやほんとまじで…すごくないか…

 

ただ、淳太を変えた、一番大きいのはデビューだと思いますね。(略)それくらいデビューって大きい。

中間くんの変化の理由について。先日のキンプリと一緒だった少クラや過去の記事を見たときにも思ったんですけど、重岡くんて”デビュー”にかなりこだわりがある?あった?んだなと。別に重岡くんに限らずみんなそうだとは思いますけど、特に目にする機会が多いので。やっぱり重岡くん自身がデビューを機に意識の変化があったからそう思うのかなあと感じました。

 

これはマジで、さすが俺やなと思うけど、昔から目をつけてたから。

ケンティーと仲良いよねと聞かれて。すみません、これは単にわたしがけんしげが大好きだから…次回の楽曲大賞の推しコンビには絶対けんしげで投票すると誓うくらいには好きだから…いまこのケンティーフィーバーのタイミングで嫌味なくこれを言える人は数えるくらいしかいないと思うけど、重岡くんにはその資格があると思います、たぶん。話が逸れるけど、けんしげの何が好きって、こういうここぞというタイミングか、もしくは全然意味不明なタイミングでしか話が出ないところ。これからもけんしげ厨を翻弄してほしい…

 

永遠に残る一瞬みたいなものを残してあげたいなって。

ファンサが少ないのでは?という話。これは書くかどうか迷って、わたしはめちゃくちゃ感銘を受けたんですけど、ファンサってたぶんファンの数だけ答えがあって、たぶん全部正解だと思うので…。でもわたしはこの重岡くんの答えは、理想論かもしれないけどすごく美しいと思ったし、わたし自身の答えにかなり近く感じてとても嬉しかったです。たぶん自分が多ステ派じゃないからだろうけど、わたしはその一瞬を感じるために現場に行っているような気がするので。ステージ側のアイドルがこんな風に思ってくれているなんて、こんな幸せなことあっていいんだろうか…

 

あの3秒、僕にとっては永遠みたいな3秒でした、うん。

24コンのオープニングで「ええじゃないか」の掛け声に一瞬間が空いた話。順番は前後しますが、この序盤の一行でわたしの涙腺はヤバヤバでした。映像でしか見ていないので何も語る資格はないんですけど、DVDで見たとき、このオープニングと、重岡くんのエモーショナルすぎるあいさつを聞いて、心底買って良かったと思ったのを思い出した。インタビュアーさんも言及してたけど、あのあいさつは別に関西Jr.時代なんて何にも知らない部外者のド新規が聞いてもうるっとくるくらいだったので…重岡くんマジで作家の才能あるんじゃないかな…絶対気が合わない気がするけど朝井リョウ先生と対談とかしてくれないかな…

 

これ以外にもラインマーカーポイントがありすぎて胸やけを起こしそうな10000字インタビューでした。全然語り足りないけど、とりあえず読んだ今日という日に書き残しておきたかった。ジャニオタ11年目にして、初めて自担が増えました。という記録。

 

追記)そういうわけで、わたしがジャニオタとして死ぬときは、お墓の裏に「二宮和也 重岡大毅」って連名(?)で彫ってほしい。これは遺言です。