2019年のかけらたち

映画 少年たち

推しが出ているわけでもないのに同じ映画を映画館で複数回観たのは初めてだった。あまりにも意味不明、あまりにも理不尽、あまりにも力技。何事も突き抜けると面白くなるという見本のような代物だった。

映画館で上映されたので映画なんだろうとは思うが、果たしてこれを「映画」と呼ぶべきなのか、そもそも「映画」とは何なのか、その後発売されたDVDを買って観た今でもわからない。

一番狂っていたのは黒房こと関ジュパートだった。Happyを聴いたらどんな現場でも笑ってしまうと思うので責任を取ってほしい。

 

ジャニーズWESTライブツアー2019 WESTV!

生まれて初めて多ステをした。と言っても2公演なのでマジの方からしたら失笑だと思うが、ゆる茶の間歴10数年の身からするとかなり大きな一歩である。嵐生まれ嵐育ちのガラパゴスジャニオタなので「多ステ」とは許されざるものであり闇の行為だと思っていた。どちらが正解ということではなく、家ごとにルールが違うだけなのだと今ならわかる。

御託が長くなったが、結論から言えばめちゃくちゃ楽しかった。2公演と言わずもっと観たかった。この世にはまだまだわたしの知らない楽しいことがあると知れて良かった。これは12年前に初めて入った嵐コンの感想とほぼ同じ。道はどこまでもつながっている。

ちなみにツアー初日に入ったのも横アリに入ったのも初めてだった。ビギナーズラックよありがとう。1メートルの距離で見た重岡くんの内側からあふれ出る輝きのことは火葬場まで忘れないと思う。

 

嵐を旅する展覧会

台風が接近する夏の盛りの六本木。湿った夜の空気とともに記憶に残る旅になった。

しかし冷静になって思い返すと、嵐の誠意を浴びまくった直後に現れる膨大な品数の物販ブースはシュールだった。めちゃくちゃ買いましたけど。

嵐関係はツイッターで情報収集もしないしそもそも嵐担をあまりフォローしていないのでよくわからないまま今日に至るが、あれはネタバレ禁止だったのか、暗黙の了解的なものだったのか。たしかにまっさらな気持ちで見たほうが良い気もするが、感想を整理するところまで含めて完結するような気もするので難しいところ。

しかしもうこんなイベントないだろうなと思う。とにかく規模と予算が桁違いで、嵐のパワーを肌で感じる現場だった。

 

ストロベリーナイト・サーガ

先に懺悔すると、3話までしか観ていない。なのでドラマ全体について語る資格はない(ちなみに前作は1秒も観ていないので比べてどうこうという視点もない)

重岡くん演じる大塚の殉職シーンはとにかく怖かった。この手のドラマはわりと好きなので人が死ぬシーン自体は抵抗がないのだが、とにかく重岡くんが全力で「大塚」を生きていたので、大塚の人生が終わってしまう瞬間を見るのが怖かった。テレビで殉職を伝えるニュースが流れる場面ではちょっと泣いた。あれは不思議な感覚だった。初めて重岡くんを「俳優」として見た気がして、記憶に残る瞬間だった。

 

札幌

5×20ツアーのために遠征。3月に当落、11月に現場。もちろん飛行機や宿の予約は3月。こんな未来の現場が決まるのは最初で最後だと思う。

北海道は大好きなので別の現場でも遠征したいが、札幌ドームに行くのは最後かもしれないと思うと感慨深かった。というか余計なお世話ではあるが嵐が休止した後野球オフシーズンの札幌ドームの運営は大丈夫なんだろうか。

何か記念に残るものを買おうと思い、札幌のデパートで8万円のバッグを買ったのは今考えれば結構狂ってたと思う。穴があくまで使います。

 

あいみょん

2018年からジワジワ気になっていたが、推しアイドルたちがラジオで流しまくるのでまんまと波にのまれた。

ノスタルジーに満ちたメロディー、変わっているけど普遍的な歌詞、強くて繊細な歌声、売れるものには理由がある。今年こそはライブに行きたい。最近地元になかなか良い音楽ホールができたので、あわよくばそこに来てほしい(強欲)

 

21世紀の女の子/ホットギミック

重岡くんのおかげで山戸監督を知れたようなものなので重岡くんには本当に感謝している。こういう作品は好きだが、年とともにアンテナが鈍り自力で探し出すのが難しくなる。

21世紀の女の子は多様な監督たちのオムニバスなので感想が難しいが、商業でもやっていけそうだなと感じる人が一人いた。後で調べたら同郷の人で、しかも知り合いの知り合い(つまり他人)だったので世間は狭い。それとは別の人だが「死役所」で重岡くんがゲスト出演した回の監督をする人もおり、勝手に運命的なものを感じた。

ホットギミックはストーリー的には原作よりさらに荒唐無稽だと思ったが、よく考えれば溺れるナイフも原作よりかなり荒唐無稽だった。でも観終わった後に考えれば考えるほどだんだん面白かった気がしてくるので不思議な作品だと思う。主演の堀未央奈がとにかく初に合っていたこと、豊洲の巨大なマンション群をはじめとする東京の風景が美しかったこと、このふたつだけでも観て良かった。次回作が全く読めないので楽しみである。

 

 

 

ほか、思い出したら随時更新予定。